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コジロウは完全室内飼い猫だ。屋外経験はベランダだけ、もしくは病院に行くときに味わう玄関先ぐらいか。よって、地域の猫コミュニティーにも所属しておらず、本当のところ余り猫としての自覚もない様子だ。
たまに表窓の外を近所の猫が通ると私や良人は嬉しくて
「コジロウ、お友達が遊びに来てくれたよ、ご挨拶しなさい」
とコジロウを引っ張り出して窓に連れて行くのだが、本猫は興味がないようだし、そうこうする内にお友達はどこかに行ってしまう。結局コジロウのお友達と言うよりは私のお友達が増えるばかりで、今のところ、とんちゃん、近藤先輩、ぶんちゃんがそれぞれにやってくる。
さて、そんなコジロウだがここ最近急にそわそわして裏窓の窓枠にぴょんと上ってはうろうろしたり、じっと窓の外を見つめたりしている。なんだろうと思って見てみたら、裏窓の下になんか変な動物が。
その後カメラをスタンバイして3日目、とうとう捕らえたその映像を公開。
日本あなぐま君じゃありませんか!!はじめて見た!!
っていうか、ここはどこ?もはやナルニア??私の頭の中は、私の留守中にコジロウとあなぐまがお茶会をする妄想でいっぱいになっている。
当のコジロウとあなぐま君は、お互いを観察している様子。コジロウにとって生き物のお友達は始めてのはず、今後友情がどう育まれていくかが楽しみである。
みーこさんから教わって、当家でもマジカル・スティックを導入。
羽根のはたきはなかったので、普通のはたき。
目の前で振ると興味津々。
まずは匂いをかいで。
ちょいちょいとつついて遊ぶ。
これは一体なんだ?
ぼくのあたらしいおもちゃ?
おーっと、手にとりました!
ふんふん、危険はないみたい。
僕のお爪にもいい感じ。
おやおや、かなり気に入った様子。
僕のお口にもジャストサイズ!これはたまらん。
この後、家中はたきを引っ張りまわし掃除をしてくれたまでは良かったのだが、夜中まで激しいスティックさばきを強要されたもなちゅうは、魔法の杖ををしばらくしまっておくことにした。
コジロウ様はカメがお好き。彼はその後順調にカメ吉と生活を共にしていた。とりもなおさずカメ吉はもなちゅう家の警備担当からコジロウのじいやとして輝かしい第二の人生を歩みだしたということだ。
コジロウぼっちゃまの寵愛を恣にするカメ吉。
「カメじい、くるしゅうない、近う寄れ」
「コジロウぼっちゃま、御爪が少々痛うございますぞ」
写真では良くわからないが、この時点でカメ吉の体はコジロウのよだれでガビガビ、お腹には大きな穴が開いてハラワタが飛び出るホラーっぷりであった。今では伝説となったが、カメ吉はまったく良く働くじいやであった。
「カメじい、散歩に行くぞ。そちもついて参れ」
「ぼっちゃま、じいの首はもうこれ以上そちらには曲がりませぬ、お気をつけ下され」
何処へ行くのもお供にはカメ吉。相も変わらずエサのお皿にすらカメ吉をトッピングする癖は治らず、とうとうカメ吉はおシャカになってしまった。最終的にはクローゼットで隠居生活を送ってもらうことになったのだが、じいの姿を探し続けるコジロウの姿はもなちゅう家の人々の涙を誘ったものだ。
その後カメ吉からコジロウ様のじいやを引き継いだハリネズミ君は、途中何度かの入院生活を送りつつコジロウ様に誠心誠意お仕えした後勇退した。どうやら元々体が弱い性分だったようで、コジロウの乱暴狼藉ぶりにもよく耐えたが、最後の頃は満身創痍、体の大部分を覆うギプスが痛々しかった。
さて、第三代目じいやである。一台目は警備主任からの配置転換、二代目はよそ(ペットショップ)から招聘と言う形をとったが、三代目に関しては筆頭執事のもなちゅうが手ずから作らせていただいた。手元の端布で作ったのでアルビノである。名前はカメゾウ、既にコジロウ様の洗礼を受けている。
左から第一代カメ吉、第二代ハリネズミ、第三代カメゾウ。見よ、この勇姿。
実はカメゾウと同時にタオル地でもう一つカメを作ってみたのだが、ぼっちゃまはタオル地はお気に召さない様子。そしてミシン縫いだとすぐ入院の憂き目になるので、4代目は手縫いで作成し、今はまだぼっちゃまの目の届かないところで先々代、先々々代のじいやたちから引継ぎを受けている。
端布はまだまだある。何代目まで続くか楽しみなところだ。
いつの間にか良人とコジロウはトレーニングを始めた。
よほど楽しいのか、コジロウが何度もせがんで30分くらいやっている。教官も生徒もおばかさん。