一本取り大作戦
祖母の見舞いに行くようになってしばらく経った。祖母の調子によって刺繍の話題を出してよい時と悪い時があるので、なかなか教えを請いにくい状況だが、考えようによっては古の職人に弟子入りしたようでそれもまた良し。とする。
ともあれ、サボっていたわけではなく、着々と練習は進む。
これは母用ブックカバー。師匠仰せの
「基本且つ究極のステッチはアウトラインとサテン」
と言う指導の下、ひたすらその二つだけを練習するための図案。図案は中国で60円で買った蝶々図案集より。
意気揚々と図案を切れに写して持って行くと
「サテンステッチは豪華になりすぎるのでロングアンドショートステッチになさい」
しょぼん。しかも
「一本取りでやった方がきれいよ」
だそうで。
L&Sステッチとかサテンステッチは面を埋めるためのステッチで、一本取りってことは倍時間がかかる。でもがんばる・・・短気な私は何度もムキーッとなる度に、コジロウをなでて自分をなだめた。
これはN君に頼まれたブックカバー。性懲りもなく鳥獣戯画より。
初め普通に2本取りでやったのだが、どうしても線が気に入らなくてムキーッとほどいてコジロウコジロウと呪文を唱えつつコジロウモフによる儀式を行い、気を取り直してから一本取りで再開。元の図案のどの線を生かすか、それとも省くのかが思案のしどころ。本当はもっと細かい線がたくさんあるのだ。
それに何と言っても躍動感と線の動きが今後の課題。一回絵を模写してから入ると筆の感じとか流れがつかめてよいのかも。でも物凄く疲れるのでしばらくやりたくない。
さて、この絵の中には実は猿が3匹。N君わかるかねぇ?
本をカバーするとこんな感じ。
そろそろブックカバー以外の何かに着手するべきだと思うのだが、縫い物がね・・・直線縫いでできて、飾り物じゃない、私が使えるものってなんだろう。
ところで、コジロウモフとは、コジロウの腹毛(もしくは背中、頬でも可)に顔をうずめてフガフガと深呼吸をすること。最近コジロウの両前足におできができてしまったのだが、過剰モフによるストレスでないことを祈る。
Comments
わあ~完成したんですね!鳥獣戯画!
N君は、この苦労がわかる方だといいですけれど、、、、
完成品の実物みたかったな。写真じゃステッチの素敵さがみえないよ~
私が数年前から、やりたいなぁとおもいつつちっとも手をつけてないのは
日傘に刺繍する、というものです。
日傘ってなかなかカッコイイものないでしょう。
シンプルな日傘にオリジナルなガーリーな刺繍をしたいなあと夢見ています。
できたらストーリーがある刺繍がしたいんだなぁ。
もなちゅう先生、今度アドバイスください。
>元の図案のどの線を生かすか、それとも省くのかが思案のしどころ。本当はもっと細かい線がたくさんあるのだ。
ほほ〜、なるほど。やっぱり、すごい!
日傘もやってみたいんだけど、刺繍ができる日傘って高くない?キットで7000円位したので私はあきらめたの。
アドバイスなんておこがましいけど、ストーリーがほしいと言うことなら、まずストーリーを作る、とか盗む、とかではないでしょうか。作るのが面倒だったら、好きな本から取ったりしたらどうかな。童話系?どんなイメージなんだろう。大人っぽいのが良いとか、ファンタジー形がいいとか漠然としたところから探してみては如何でしょう。また近々、会っておしゃべりしたいねえ。
わーい完成したのね!すごいすごい!!
鳥獣戯画の麻布であわせたコンビがまた素敵!
わたしはもなちゃんにコピーさせてもらった四季の風景がやりかけで止まってます・・・
リビングのテーブルに見えるように置いてあるのに・・・・・